通信制高校つちうら高等学院の日常

通信制高校つちうら高等学院の日常

茨城県土浦市にある、少人数限定・個別対応、通信制高校サポート校、中学生フリースクールです。この学校の日常生活を綴っています。

vol.④閉校決定から開校までの道のり

お知り合いの経営している教室が

昼間は空いているらしい。

その方に相談してそこを使わせていただき

サポートをする拠点にできないだろうか、

という案。

なるほど!そういう手があるのか。

 

しかし、そうなると

生徒はまずどこかの通信制高校に在籍して

さらに私たちのサポートを受けるということになる。

二重のサポート費を払って頂くのは申し訳ないし、

そこまでして通わせようと

保護者の方に思っていただけるのか

 

送迎バスがあるため

生徒は様々な地域から登校していた。

そのため生徒の家は遠く

きっと自宅に近い転校先を選ぶのではないか。

やはり、生徒はバラバラになる可能性が高いが

私たちが1つ拠点になるような場所を作れば

そこに集まることが出来る!

 

離れ離れになってしまう生徒たちに

何か私たちにも出来ることはないかと

すでに生徒たちをサポートする前提で

話はどんどん進んで行った。

 

「前思春期、思春期での転校は、子供たちにとって、大きな心の危機につながることもある。

自分の存在を心理的に支えていた友人との関係を失ってしまう」

N先生が読んだ本にあったそうだ。

大きな心の危機、、、

重い言葉だ。

 

あの時はあくまでも

別々の高校に転校して行った生徒たちを

どうやったら引き続きサポートしていけるのかと

頭を悩ませていた。